サーバーガイド

サーバー管理画面の使い方

ブラウザだけでメディアサーバーを運用。ライブラリ追加から TLS・バックアップまで、管理画面の各セクションを実画面で解説します。

はじめに・初回起動

ダウンロードした実行ファイルを置いて起動すると、サーバーが待ち受けを開始します。設定やデータベースなどのデータは、デフォルトで実行ファイルと同じ場所の data フォルダに作られます。-d オプションを付ければ、任意の場所を指定できます。

  1. 起動する
    Linux はターミナルから、Windows は実行ファイル(またはサービス登録)で起動します。./mumostream
    その他の起動オプションは次のコマンドで一覧表示できます。./mumostream -h
  2. 管理画面を開く
    ブラウザで管理画面のアドレスを開きます。http://localhost:5000/admin
  3. 初回ログイン
    初期ユーザーは ユーザー名 admin / パスワード admin です。 ログイン後すぐにパスワードを変更してください。

管理画面に入れるのは管理者(admins グループ所属かつ管理者フラグ)のみです。外部公開する場合は、必ず初期パスワードを変更し、HTTPS を有効にしてください。

ダッシュボード

サーバーの状態をリアルタイムに表示します。CPU・メモリ・ディスク・ネットワークに加え、アプリ自身の通信量、ライブラリのファイル数・容量、コーデック別の内訳を確認できます。

  • 稼働時間・登録ライブラリ数・ファイル数・総容量の概要カード
  • CPU / メモリ / ネットワーク / ディスクのライブグラフ
  • メディアスキャンの進捗、拡張子別ファイル数、映像・音声コーデックの内訳
  • カードはドラッグで並べ替え・表示/非表示を切り替え可能
ダッシュボード — サーバー状態とメディア統計をリアルタイム表示
ダッシュボード — サーバー状態とメディア統計をリアルタイム表示

ライブラリ

メディアフォルダ(ライブラリルート)を登録して配信します。複数のフォルダを名前付きで追加でき、各ルートを個別にスキャンできます。

ライブラリを追加する

  1. 「+追加」 をクリックし、名前とサーバー上のフォルダパスを指定します(パスはファイルピッカーで選択できます)。
  2. スキャン を実行すると、各ファイルを解析してコーデック・iOS 互換性・サムネイルを準備します。

一覧では各ルートのアクセス可否(○/×)、ファイル数、容量、スキャン進捗が表示されます。行のボタンで再スキャン・プレビュー・編集・削除が行えます。対応拡張子は動画 13 種・音声 9 種です。

ライブラリ — 複数ルートの管理とスキャン
ライブラリ — 複数ルートの管理とスキャン

サムネイルは一覧の初回表示時に自動生成されます。スキャンはルート単位で並行して実行でき、変更のないファイルはスキップされます。

ユーザー・グループ・ACL

ユーザーとグループでライブラリへのアクセス権(ACL)を管理します。ユーザーは複数のグループに所属でき、グループ経由でまとめて権限を付与できます。

ライブラリ列のタグは、権限の出どころを色で表します。

ライブラリ権限タグの意味

adminsadmins グループ=全公開ライブラリにアクセス
Music青=ユーザーに個別付与したライブラリ
Movies橙=所属グループから継承したライブラリ
保護灰=既定の admin ユーザー(削除不可)

Web 管理画面アクセス列の ○/× は、そのユーザーが管理画面に入れるか(管理者フラグ+admins 所属)を表します。パスワードを変更すると、変更時刻より前に発行されたトークンは失効し、他端末はログアウトされます。

ユーザー — グループとライブラリ権限をタグで一覧
ユーザー — グループとライブラリ権限をタグで一覧

ジョブ(トランスコード)

アプリからダウンロード(オフライン保存)が要求されると、トランスコードジョブが作成されます。ジョブ画面では状態と進捗がリアルタイムに更新されます。既に iOS 互換の素材は再エンコードせず、ほぼ瞬時に処理されます。

ジョブのステータス色

待機中 実行中 完了 エラー キャンセル
実行中は青、完了は緑、エラーは赤、待機・キャンセルは灰で表示されます。

変換プリセット

プリセット解像度(高さ)映像ビットレート音声
iphone-1080p10805000k192k
iphone-720p7202500k160k
iphone-480p4801200k128k
ipad-1080p10808000k256k
ipad-720p7204000k192k
ipad-480p4801500k128k
audio-aac音声のみ192k (AAC)
ジョブ — トランスコードの状態と進捗をライブ表示
ジョブ — トランスコードの状態と進捗をライブ表示

アクティビティ・ログ

アクティビティでは、ログイン・再生・トランスコード・管理操作などのイベントを記録します。ログイン成功は緑、失敗は赤、再生・配信は青のタグで表示され、テキストで絞り込めます。

ログでは、サーバーの動作ログをリアルタイムに表示します。ログレベル(off / error / warn / info / debug)、ファイル出力、ローテーション(サイズ/日次/月次)、保持世代、圧縮を設定できます。

アクティビティ — 操作・再生イベントの記録
アクティビティ — 操作・再生イベントの記録

システム設定

システム画面はカード型で、用途ごとに設定が分かれています。

ネットワーク / TLS / 証明書

待受ポートの変更、HTTPS の有効化と HTTP→HTTPS リダイレクト。証明書は「自己署名の生成」「CA 署名証明書のアップロード」「Let's Encrypt 自動取得(ACME)」から選べます。証明書と鍵は暗号化してデータベースに保存されます。

UPnP 自動ポート開放

対応ルーターに対し、HTTP / HTTPS 待受ポートの WAN 転送を自動設定します(既定は無効)。手動のポートフォワードでも代替できます。

ハードウェアアクセラレーション

NVENC / QSV / VAAPI / AMF / VideoToolbox を検出して利用し、トランスコードの CPU 負荷を軽減します。利用不可のときはソフトウェア処理へ自動的に切り替わります(既定は無効)。

メディアスキャン / クリーンアップ

並列数や自動再スキャン間隔を設定できます。クリーンアップでは、アクティビティ・HLS キャッシュ・変換出力・サムネイル・バックアップ世代を保持期間に応じて自動削除します。

バックアップ / 復元

設定とデータベース、TLS 証明書をまとめてスナップショット化します。作成・ダウンロード・アップロード・復元に対応し、定期自動バックアップと保持世代も設定できます。復元は再起動を伴います。

メンテナンスカードには「サーバーの再起動」(橙)と「初期化(リセット)」(赤)があります。リセットはデータを削除して初期状態に戻すため、実行前にバックアップを取得してください。

システム — TLS・UPnP・バックアップ・ハードウェアアクセラレーション等の設定
システム — TLS・UPnP・バックアップ・ハードウェアアクセラレーション等の設定